沖縄映像文化研究所 
~LICO通信 最新記事~

かまくら海子屋「海でつながる兄弟達」の主催者、先住民のクラフトショップ Middles さんのウェブサイトで、イベントレポートが掲載されています。
 
一部を抜粋してご紹介します。
 

かまくら海子屋「海でつながる兄弟達」報告

 
 オバマ大統領がMiddlesの前を二度も!通過したその日の夜、とうとう記念すべき「かまくら海子屋」の第一回が開催されました。
かまくら海子屋は鎌倉で海の視点で環太平洋の歴史を振り返り自分たちがどこからきてどこへいくのかその歴史を紐解いて未来に つなげようというもの。前回春に久高オデッセイ上映のとき、監督から「鎌倉で海から見た歴史を振り返りをしてみよう!」 と言われ、そのときも今もMiddlesのテーマは環太平洋のつながりだったということもあって「やりましょう!」となり、監督をMiddlesに つなげてくれたSUGEE&Ackyと共にやることになったわけでございます。
 
 今回はそんな「かまくら海子屋」の初回。久高オデッセイ上映会から引き続いての参加者も多くて海子屋の舞台となった古民家は アットホームな雰囲気に包まれてました。まずは前回同様SUGEEの場開きの唄から始まり、監督の映画「風の島」の上映へ。
 
(略)
 
 そして上映後はそのまま監督の海子屋トークへ。鎌倉は日本最古の人工貿易港“和賀江島”のあるところ。だからこそ鎌倉から海の発信を! というお話そして久高島の話しから始まり、途中には久高オデッセイの2作目にあたる「久高オデッセイ生章」 の映像をはさみながら話しはすすみます。その中で段取りや手順ではない神聖なものへの思いがしっかりと受け継がれ継承されていくこと 大切という話しが心に残りました。
 
 話は日本、沖縄、中国、インドネシアの年表を比較しながら黒潮に乗って進みます。現インドネシアにあったマジャパヒト王国、その近くに あるマラッカ海峡で交わる文化の話し、それが沖縄の燻製技術につながる話し・・・・。陸よりも海でつながってきた歴史が次第に目の前に 現れてくる感じ。
 
 陸には政治的な線が多すぎて混乱します。でも海の上は陸のような線はありません。昔から海はたくさんの命をはぐくむだけでなく、 大陸をつなげる役目をしてきたはず。舟のという意味でのカヌーという道具を駆使して世界の大陸をつなげて交流してきた人達。 それによって有形無形さまざまなものが世界に拡散していったのはわかっていますが、自分たちのルーツとしてそれを考えるとまた壮大な ロマンが広がります。自分達はどこから来てどこに行くのか。有史以前のわかりにくい日本の歴史となると海からの話はさらに重要。 監督の話はそんな根なしな自分達に希望の火を灯してくれるようなお話でした。
 
 しかし話が水没した大陸スンダランドに達したあたりであえなくタイムアウト。海子屋はさまざまな講師を迎えてと思っておりますが、大重監督にはまだまだしゃべって いただかないといけないようです。最後に監督が言った「動物達は一生着の身着のまま。だけど美しくて品がある。人間同士も品を高め合わない といかん。きれいな心を持つ者同士は品を高め合う。」という言葉を肝に銘じて次回海子屋の準備にかかりたいと思います。
 

 
 
イベントレポートの全文と写真を、Middlesさんのイベントレポートでぜひご覧ください。
 

11月14日に開催された、かまくら海子屋「海でつながる兄弟達」の写真LICO写真館にUPしました。

 

今回の鎌倉行きでは、大島渚監督と小山明子さんを御自宅に訪ねるという、大重監督にとっての大々イベントもありました。

 

沖縄で準備をしている時、「向こうでは気合を入れないといけないからな」と、自分にも言い聞かせるような、体調が芳しくなさそうに思わせる発言があったりして、少々心配でしたが、無事大島監督との会見も果たせ、岡田道仁さんと意見を交換しあい、かまくら海子屋での講演も済み、須藤助監督のお祖母様・伯母様とも会い、カメラマンの川口さんや池内さんといった古くからの戦友たちとも大いに語らい……。

 

「非常に大事な、重大な時を過ごしてきた」と、噛み締めるように語った監督でした。

 
 

支えてくださったスタッフの皆さん、お忙しいところをご来場くださった皆さん、ありがとうございました。

4泊もご自宅に泊めてくださった上、なにくれと世話を焼いてくださった町田圭子さん、ご迷惑をおかけしましたありがとうございました。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 
 

そうそう、17日 沖縄に戻った夜、疲れた体と高揚した気持ちのバランスが崩れたのでしょうか、文字通りバランスを崩して転倒し、病院へ担ぎ込まれて頭を5針縫ったのはヒミツにしておいてあげてください。

 
 
◆LINK◆

11月14日(日)、鎌倉にて、かまくら海子屋「海でつながる兄弟達」が開催されます。

 

日時 2010年11月14日(日) 開場 18:30 開始19:00 終了21:00
場所 レンタルスペース浮(ブイ)
鎌倉市長谷2丁目17-23
参加費 予約2500円、当日3000円
定員 30名
予約・問合せ 先住民族のクラフトショップMiddles

 

主催は、この3月にも鎌倉で上映会を開いてくださった、先住民族のクラフトショップ Middlesとamara様です。

イベントでは、大重潤一郎監督のトーク、アーティストSUGEEさんのミニライブもあります。

イベントの内容については、Middles様のイベント告知ページをご覧ください。

 

陸を隔てるように横たわる大海。しかし海で隔てられているのではなく海でつながっているのではないか。 近代的な航海機器ができるはるか以前からこの大海を自由に行き来していた人達がいました。 ポリネシアン、日本人、北南米の先住民族たちは、黒潮・親潮という大きな大海の流れに乗って広がった元は同じ人達なのかもしれません。

 

海を母なる大地として、海でつながる兄弟達。

 

そして僕ら日本人はそんな海の民のルーツを持ちながらすっかり海から離れた生活になってないでしょうか。 あとから政治的に引かれた陸の線にまどわされて海のことを忘れてしまっている。そんな自分達の根っこを海という視点からたぐってみたい。 お寺で学ぶのが寺子屋なら海から学ぶこれは海子屋。これが「かまくら海子屋」です。

Middles イベント紹介ページより引用

 
◆LINK◆

 
4月30日、京都大学 こころの未来研究センターの鎌田東二先生が沖縄に見えて、本島南部・北部の聖地をともに巡りました。
 
ヤンバルでのことを、鎌田先生が文章にまとめておられます。
「これはぜひ皆さんにもご一読いただきたい」という大重監督のたっての希望で、鎌田先生より許可をいただきましたので、掲載いたします。
 
>> 東山修験道69 ヤンバルと天の川を往く
 

この文章は、「モノ学・感覚価値研究会」のウェブサイトの、「研究問答」で掲載されているものです。

 
また、去る2009年11月末に立教大学で開催された「比較文明学会 第27回大会」(大会実行委員長:阿部珠理立教大学教授)にて上映された『久高オデッセイ 第一部』、シンポジウム「収奪文明から還流文明へ-久高島から世界を見る」の報告文を鎌田先生がまとめておられます。こちらもあわせて掲載いたします。
 
>> 比較文明学会第27回大会パネル報告
 

LICO通信 過去記事一覧

2010/04/08鎌倉上映会
2009/08/10『久高オデッセイ第二部「生章」』上映会+楽しい世直しシンポジウム
2009/08/08「命の時代 文化の根っこを伝えたい」 (読売新聞より)
2009/08/05大阪・AManTOにて
2009/06/01『久高オデッセイ 生章』への感想をいただきました
2009/03/19上映会&シンポジウムへのご来場ありがとうございました。
2009/01/11大重監督からのメッセージ
2009/01/03久高オデッセイ『破章』編集中
2008/09/303月7日、『久高オデッセイ第2部』が初上映されます。
東京自由大学にて、「沖縄文化と久高オデッセイ」勉強会が開催されます。
2008/09/22助監督日誌「サブローの備忘録」開始
2008/01/28久高島撮影(ならず)と京都造形芸術大学スクーリング
2008/01/19『久高オデッセイ』自主上映会が3月に川崎市で開催されます
2007/07/12『久高オデッセイ』シュガーホール(南城市)で上映されます。
2006/12/05『久高オデッセイ』上映会が開催されます。
上映会・シンポジウムは大盛況でした。
2006/09/1811月に東京にて『久高オデッセイ』+大重潤一郎監督作品3作が上映されます。
2006/08/129月に、「『久高オデッセイ』完成披露上映会 in 関西」! そして…
アンケート、ありがとうございます。
2006/08/04うれしいお客様
2006/07/18『久高オデッセイ』完成披露試写会 in 久高島
2005/11/11小川プロ関連作品の上映会が開催されます。
2005/04/16国際宗教学宗教史会議世界大会のイブニング・セッションにて「久高オデッセイ」が上映されました。
2005/03/10ストップウォッチ
2005/02/23久高島旧正月 ‘05
2005/02/05沖縄大学地域研究所トークイベント(第2回)が開催されます。
2005/02/04第19回国際宗教学宗教史会議世界大会イブニング・セッション 「沖縄の祭の死と再生」への参加決定
2005/01/17二十歳のあの日から。
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